はじめてサムギョプサルを食べた日のことを覚えている。その前日、自分にとってショックなできごとがあった。人と約束をしていたが、笑って話せる自信がなくて約束をドタキャンした。
そのショックを克服できるのか兆しが見えず、だからといっていつまでも落ち込んでいられなかった私が向かったのが「ずっと気になっていた近所の韓国料理屋」だった。
子どもの頃からずっとある、黄色いのれんの韓国料理屋。気になりつつ、ちょっと寂れた雰囲気に気遅れして、ずっと入れていなかった。
だけれどその日、なぜかその店に行こうと思い立ち、私はひとりでその店に向かった。そしてはじめて食べたサムギョプサルの写真がこれ。
サンチュの葉っぱを2枚に千切って、ごま油をつけた肉やにんにく、キムチをのせて口へ運ぶ。肉の甘い油、香ばしいにんにく、酸味のあるキムチを瑞々しいサンチュ。口の中でそれらすべてが混ざり合って、ちょっと複雑な味わい。
その味の深さに思わず目を閉じ、大きく開かれた鼻の穴から息が漏れた。
「美味しいものって人を救うなぁ」
はじめてそう感じた瞬間だった。
サムギョプサルとは
サムギョプサルとは韓国の焼き肉のようなもの。とは言っても、なにが揃っていてどう調理されていれば「サムギョプサル」なのだろうか。
調べてみたら韓国でサムギョプサルは「삼겹쌀」と書き、サムは数字の「3」ギョプは「層」、サルは「肉」を指すのだそうで、
サムギョプサルとは「豚の三枚肉」つまり日本で言う「豚のバラ肉」を味付けせずに焼く料理のことだそう。
そして日本の焼き肉との違いは日本の焼き肉が様々な肉を使うのに対し、サムギョプサルは「豚の三枚肉」に特化していることとのこと。
味付けせずに焼き、焼いた後で岩塩やごま油をつけたり、青唐辛子のスライスなどと一緒にサンチュやエゴマの葉などで巻いて食べることが多い。
ただ現在は、人気に伴い様々なアレンジの加わったサムギョプサルが展開されているそうで、肉をワインやハーブに漬けてあったり、ハニーソースやバーベキューソースにつけて食べたりすることもあるそう!
韓国に行ったら、色々なサムギョプサルを食べてみたい(^^)/
サムギョプサルのタレと具材
色々なものを豚の三枚肉と一緒に巻いて食べるサムギョプサル。その中身には一体どのようなものを合わせるのか。
❍タレ
・ごま油×岩塩
ごま油と岩塩、塩コショウなどを混ぜたシンプルなタレ。
・サムジャン
コチュジャンや味噌を混ぜ合わせた旨辛いタレ。
・ねぎ塩ダレ
みじん切りのネギの食感が美味しいタレ。
・辛ネギダレ
ネギと唐辛子を和えたシンプルだけど、食感もアクセントになって美味しいタレ。
❍具材
・にんにく
・青唐辛子
・キムチ
・エゴマ
などが一般的だそう。
チーズやおかずラー油などを足しても美味しそう(*^^*)
参考にしたレシピ*
今回はレタスクラブ・外処佳絵さんのレシピを参考にしました(^^)♡
https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/19436/
サムジャンは「味噌」と「コチュジャン」をあわせてつくるのだけど、つくろうとしたとき、味噌が見当たらず(本当は目の前にあったのに気が付かず)甜麺醤で代用した。
こっくりと甘みが深く、とても美味しかった。この味噌で焼きおにぎりつくりたいなぁ。
お肉を食べて元気を蓄えていきましょう(*^^*)/
ユッケジャンスープのつくり方
コチュジャンベースでコクのある甘辛い韓国のスープ・ユッケジャン。
今回はサムギョプサルと一緒につくってみた(^^)
*参考にしたレシピは⇓Nadiaのこちら
https://oceans-nadia.com/user/10254/recipe/368309
牛肉の代わりに、余り物のラム肉をつかって。
*サムギョプサル関連グッズ
❍サムギョプサル専用の鉄板
バラ肉の油を落としながら焼けるようにおうとつがついています(^^)
❍サムギョプサルに欠かせない鉄板ダレ!サムジャン
❍手作りダレを作りたければ、コチュジャンも(*^^*)
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