夏の風物詩・そうめん。本日は、そうめんと同じく夏の印象がつよいトマトを使ったおすすめレシピを3つ紹介。
どれもさっぱりと手軽に食べられるので、はりつやのよいトマトを見つけたらぜひ作ってみてください:)

イタリアン風トマトにんにくそうめん

●材料(一人用)
- そうめん…1~2束
- トマト(中)…2分の1
- A)にんにく…1カケ
- A)オリーブオイル…大匙1
- B)塩…小匙3分の1
- B)鶏がらスープの素…小匙2分の1
- C)水…50ml
- C)めんつゆ…大匙1.5
●つくり方
- トマトは角切り、ニンニクはみじん切りにする。
- フライパンに(A)を入れて火にかける。ニンニクに香ばしい色がついてきたら、火を止め、粗熱をとっておく。
- ボウルに①のトマトと(B)を入れ、トマトをつぶすように和える。
トマトから水分が出てきたら、②のガーリックオイルを入れてさっと和える。 - ③に(C)を足して、さっと混ぜれば「トマト麺つゆ」の完成。
- そうめんを茹でて、冷水で締めたら、器に盛り付け④のタレをかけたら出来上がり。
ガツン!とガーリックオイルの風味がパンチの効いているそうめん。落ち込んでいる食欲を力強く励ましてくれる。さらっと食べたいけど、さっぱりしすぎはいや…そんな時におすすめ。
白だしでさっぱり薬味の効いたトマトそうめん

●材料(2人前)
- そうめん
- トマト…1個
- A)白だし…100ml
- A)水…300ml
- オリーブオイル…適量
- お好みの薬味
(茗荷や大葉、カイワレや生姜などお好みのものを好きなだけ)
●つくり方
- トマトを角切りにし、(A)のつゆに5分漬けておく
- そうめんを茹でて、冷水でしめ、しっかりと水気を切って器に盛り付ける
- ②の器に①をかけ、オリーブオイルを回しかける。お好みの薬味を添えて、完成
参考:
味付けが白だしとオリーブオイルだけ、ととてもシンプル。ずるずるっと勢いよくすすると、薬味の複雑な香りがふぅわっと広がる。
個性豊かな薬味の雑多な香りを、トマトがさっぱりとまとめてくれる。薬味好きにはたまらないそうめん。
塩昆布とトマトのサラダそうめん

●材料(2人前)
- そうめん…3束
- トマト…1個
- 塩昆布…20g
- A)レモン果汁…大匙1
- A)ごま油…大匙1と1/2
●つくり方
- そうめん既定の分数茹で、流水にさらし氷水でしめる
- 塩昆布と(A)をボウルで和えておく
- 水気をしっかり切ったそうめんと角切りにしたトマトを②のボウルに入れて、よく和える
- ③を器に盛り付けたら、完成。お好みで大葉やカイワレ、キュウリなどを添えると、彩りが良くなるのでおすすめ
今回紹介した中で群を抜いて簡単なレシピ。5分もあれば余裕でつくれるので、忙しい日のごはんにもおすすめ。
レモンの風味とごま油の香ばしさ、塩昆布の程よい塩っけ。ずるずると勢いよく食べてしまうけれど、正直、朝の空腹の胃にはごま油が重かった。ではごま油を減らすか? 否。このごま油の香りがなんとも食欲をそそるのだ。
一方、レモンはかなり控え目なので、より酸味が欲しい方は大匙1ではなく大匙2入れても良いかなと。

デザート|涼やかな器
毎年、そうめんの季節になると思い出す。
涼やかな器がほしかったことを。
透明の繊細な雰囲気の平たい食器。氷水を張って、そうめんをよそいたい。
もしくは竹のザル食器も良い。氷水でよくしめたそうめんを、一口大に丸めて丁寧に盛り付けたい。
夏は、そうめんを食べずには終えられない。一歩でも秋になってしまえば、食べようという気にはさらさらならないくせに、夏になると一度は食べないと落ち着かない。
川遊びやバーベキューのように、だんだんと行わなくなる風物詩が多いなかで、そうめんだけは毎年欠かさずに食べている。
夏と私の思い出の架け橋になってくれるそうめんを、もっと丁重に迎えたい。そう思うから、そうめん専用の食器を用意したいのだが、良い食器を見つけても値段におののき、「どうせ夏しか使わないしな」と、緩みかけていた財布のひもをきゅっと締めてしまう。
一方で、安すぎてもなんとなくふさわしくないように思えて、形や色味が好ましい食器に出会えても購入を渋ってしまう。「こんなに安い食器を買うなら、一生ものと思ってもっと良いものを買いたいな」と。
そうこうするうち夏は終わり、「来年こそは」と思って秋を迎える。そしてまた夏がきて、同じことを繰り返す。かれこれ数年ずっと。
今年こそ、絹のように白いそうめんを寝かすのにちょうどいい涼やかな食器を見つけよう。きっと、きっと。
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