Twiceやkep1erなど、韓国のアイドルが最近また人気ですよね。
それに伴って、地球グミやプルダックポックンミョンなど、韓国発のグルメがブームになっています。
この間、電車に揺られて音楽を聞いていた時、ふっと思ったのです。
韓国料理ってどうして辛いんだろう・・・?
そこで今回は、韓国料理が辛い理由とその歴史について調べてみました!
○グルメに関する韓国語
モッパン(모팡):韓国語で、飲食している姿を放送するという意味
韓国料理と言えば?
「モッパン」などで人気のある韓国料理。代表的な韓国料理にはどういったものがあるのでしょうか。
○代表的な韓国料理
- キムチ
- クッパ
- サムギョプサル
- ヤンニョムチキン
- キンパ
- トッポギ
キムチを始めとして、豚バラ肉を焼いたサムギョプサルや、コチュジャンベースのタレで味付けをしたヤンニョムチキンなどがあります。
最近は、にわとりのイラストが書かれた辛い炒め麺「プルダックポックンミョン」シリーズなども人気がありますよね。
プルダックポックンミョンのおすすめ記事⇓
>>【辛いもの苦手民にも】アレンジ!ブルダックポックンミョン・モッパンでよく見るあのチーズソースのレシピも
韓国料理の歴史
韓国料理が辛い理由についてお話する前に、簡単に韓国料理の歴史をお話します。
韓国の国民的食材は「ニンニク」!檀君神話
韓国(朝鮮)誕生にまつわる神話に「檀君神話」という話があります。
天に暮らしていた王子がおりました。その王子は大きな力を持っており、ある日、人間界を統めようと地上へ降り立ちました。
そこで王子は、一頭の熊と虎に出会いました。
王子の力を知った熊と虎は、王子に「人間になりたい!」と頼みました。
王子は熊と虎に対して、「ひと握りのヨモギと、20個のニンニク」を与え、「これだけを食べて洞窟のなかで100日間生き延びることができたら、人間にしてやろう」と言いました。
熊と虎は大きくうなずき、洞窟のなかへ向かいました。
しかし、虎はその修業に耐えられず逃げ出してしまいました。
熊は修行を全うし、美女になり、王子と結婚をしました。
檀君は架空の人物ですが、このようにして神話に出てくる「ニンニク」が、韓国の国民的食材だそうです。
醤(ジャン)の登場と汁物文化
新石器時代には既に「焼く」「煮る」「蒸す」などの調理方法のほか、「穀物を挽いて水を加え蒸すお粥」を食べた痕跡や、食物を保存する方法のひとつとして「発酵」があったと言います。
三国時代には、仏教が流行し、戒律の影響によって肉食のイメージが下がりました。
その結果、穀物メインの食事が流行していたのだそうですが、そんななかで豆麹を発酵させてつくる「醤」が誕生しました。
この頃にはキムチも誕生しており、塩漬けや味噌漬けのキムチなどがありました。
統一新羅時代になると汁物が発達し、この頃に水キムチが誕生しました。汁物が発達したのもこの頃です。
そしてこの頃、唐や日本との交流が盛んに行われるようになりました。
唐辛子の登場
14世紀末、朝鮮時代が建国されました。仏教が弾圧され、儒教が普及しました。
儒教で重要視されている、冠婚葬祭の作法が根付き、食事はどんどん贅沢なものになっていきました。
そんな中、唐辛子が登場します。
唐辛子が普及した大きな理由が、その「殺菌力」です。
防腐剤として、様々な料理に使用されるようになり、この頃あの赤いキムチも誕生しました。
韓国の国民的調味料・コチュジャンの誕生も唐辛子のおかげですね!
韓国料理が辛い理由3つ!
韓国料理の歴史を見てきたところで、韓国料理が辛い理由をお話します。
・豊臣秀吉が朝鮮への出兵の際に、寒さ対策のために唐辛子を持ち込んだ
・韓国は日本よりも寒いので、寒さを凌ぐ知恵として辛い料理が発達した
・昔は食品衛生の環境が良くなかったので、消毒効果があるカプサイシンを含む唐辛子が頻繁に料理に使われるようになった。
諸説あるようですが、特に言われているのは、この3つです。
まず、日本の武将「豊臣秀吉」が朝鮮へ出兵する際に、寒さ対策のため唐辛子を持ち込んだと言われています。
もともと、唐辛子はアジアにはなく、15世紀の南蛮貿易でポルトガルから日本に伝来しました。
唐辛子の唐は、中国を表すと思われがちですが、実際には漠然と「外国」という意味合いがあるのでは、と言われています。
また、伝来当初は食用ではなく、観賞用や毒薬として利用されていたようです。
豊臣秀吉は寒さ対策として、足袋のつま先に唐辛子を入れていたと言われています…!
続いて、韓国は日本よりも寒いために寒さを凌ぐ知恵として辛い料理が発達したとも言われています。
韓国はシベリアの冷えた空気が、大陸を伝って直接流れ込みます。そのために日本よりも寒いです。
特にソウルなどは三方向を山で囲われており、盆地のような地形をしているため、冷えた空気が溜まりやすく真冬には氷点下を下回ることも少なくありません。
唐辛子に含まれている「カプサイシン」が脳を刺激することで、身体があたたまると言われています。
最後に、食品の保存用として普及したという説があります。
先程も書いたように、唐辛子には強い殺菌力があります。
そのため食品を長持ちさせる調味料として唐辛子は多くの料理に使われるようになりました。
始めは輪切りでちょこっと使われる程度だったのが、人々がだんだんと辛いものを好きになり、粉状になったと言われています。
日本でもお米の保存用(米びつ)に唐辛子を入れている家庭も多いですよね!
韓国人は辛さに強いのか?韓国は胃がんの発病率が高い
韓国料理には辛いものが多いのなら、韓国人は辛いものに強いのでしょうか。
韓国料理を食べている様子を放送する韓国人youtuberたちを見ていると、真っ赤なラーメンなどを涼しい顔で平らげており、「韓国人は辛さにとても強い」という印象を持ちますよね。
調べてみた所、次のような事実がわかりました。
韓国は胃がんの発病率が高い国
日本は胃がん患者が多い国ですが、韓国でも胃がんの患者が多いそうです。
項目 | 日本 | 韓国 |
---|---|---|
1年に胃がん診断される人の数 | 120,000人 (2018年度) | 28,000人 |
胃がんの年間死者数 | 42,000人 (2020年度) | 7,500人 |
人口 | 1.258億人 | 5178万人 (2021年) |
しかし胃がんの原因には、「ピロリ菌の感染」「塩分過多」などもあるようなので辛いものによる刺激だけが原因とも言い切れません。
キムチなど韓国料理には、和食と同じように塩分が多く使用されていることも原因かもしれませんね。
また、韓国では子どもの頃から、辛いものを食べる習慣があります。
子どもの頃には辛いものが苦手でも、食べ続けるうちに耐性がつくのだそうです。
韓国人は本当に辛いものに強いのか…?と思って、色々なブログを見ていた所、「子どもの頃は辛くてあまり食べられなかった」という意見も散見されました。
慣れって大きいですね…!!
辛さを抑える方法は?
続いて、辛さを抑えてくれる食材や調味料をご紹介します(^^)
○辛さを抑えてくれる食材
- マヨネーズ
- チーズ
- 生卵
- 牛乳
- ヨーグルト
- ごま油
- 野菜ジュース
辛いものを食べるモッパン動画では、上記のような食材がよく登場しますよね。
乳製品が多い印象です。
個人的には、牛乳と野菜ジュースがツートップです。
都内で韓国を感じられる街は?
コロナの影響もあって、なかなか海外旅行もできませんよね。
数年前、友人と「コロナが収まったら一緒に韓国へ行こうね!」と約束したのが懐かしい・・・。
◎都内で韓国を感じられるスポット
・新大久保
・三河島
都内で韓国を感じられるスポットと言えば、まず思いつくのは「新大久保」でしょう。
カップに入ったチーズボールや、トッポッキ、オデン(魚のすり身)など、食べ歩きグルメが充実していますね。
ほかにも韓国コスメや、韓国アイドルのファンショップ、雑貨屋さんなども充実しています。
新大久保のほかだと三河島も、韓国を感じられるスポットのひとつです。
以前の職場で親しかったおじさんから聞いたのですが、調べてみると、どうも新大久保よりも歴史が古いんだとか。
日暮里駅から常磐線で1駅、上野駅からも2駅とアクセスも悪くないです。
韓国料理が楽しめる喫茶店や、雑貨屋さんなども豊富だそうです。
三河島コリアンタウンについてはこちらのサイトもおすすめです⇛「三河島、プチ韓国旅行ガイド」(外部サイトへ飛びます)
【最後に】おうちで韓国を感じよう!おすすめモッパンyoutuber
今回は、韓国料理はなぜ辛いのか、その歴史について調べてみました。
その結果、日本から唐辛子が伝来したらしいこと、もともとは寒さ対策・食物の保存のために利用されていたこと等がわかりました。
食文化には、きちんと歴史が絡んできて面白いですね。
個人的には唐辛子が、もともと毒薬として利用されていたらしいことに驚きました。
最後に、おすすめのモッパンyoutuberを紹介します。
○おすすめモッパンyoutuber
- Kaoru TV
- NADOちゃん
- [蟹ちゃん]のモッパンとレシピ
- Hamzy
長くなるので、詳しくは書きませんが、どのyoutuberさんもとても美味しそうに食べてくれるので大好きです。
また韓国料理パーティーしたいなぁ〜。
>>>おうちで満足!フライパンで簡単サムギョプサル〜スープは簡単ユッケジャン♡
>>>>>【本格!】石焼きビビンバのつくり方|もともとは余り物を無駄にしないため?
◎お知らせ◎
旅行サイト立ち上げました!
2022年12月に韓国旅行へも行ってきました^^ 韓国旅行の記録やポイント、おすすめスポット、入国・出国時の注意点などをまとめてます!
○参考にしたサイト
タッチすると、外部サイトに飛びます
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