〈夏の予習〉最近のそうめん事情|担々、レモン、トマトでさっぱりと

お品書き
  • お通し
  • さっぱり大葉とササミのそうめん
  • 白だしレモンそうめん
  • ガツンとにんにく!トマトそうめん
目次

お通し

 夏はどこか侘しそうだ。特に八月が近づくと、居たたまれないような空虚な気持ちになる。だが、むせかえるような暑さの中で聞く風鈴の音や、クーラーをガンガンに効かせた室内で食べるカレーやアイスは格別だし、汗だくで飲むビールも当然美味しい。

 そんな中で、夏の風物詩と言われているのに、個人的にはパッとさえないものがある。そうめんだ。

 そうめんは何だか、いまひとつさえない。油そばやうどんのように無性に食べたくなることはないし、何もしていない麺つゆにつけて食べていると、半人前で飽きてしまう。それなのに毎年、欠かさず食べている。食べずに秋を迎えると、胸の内にぽかりと穴が開いていて、むずがゆい気持ちになる。

 だから私は、梅雨が来る前だけれども、すでにそうめんを迎え入れる準備に取り掛かることにした。そうめんの可能性を広げることで、そうめんとの親交を深めるのだ。

濃厚ごまの汁なし担々麺風そうめん

ゴマの香りが濃厚な担々麺風そうめん。がつん!と食欲に活力を入れてほしい時にぜひ。

濃厚ごまの汁なし担々麵風そうめんのレシピ

Recipe

●材料(1人前)

  • そうめん…1~1.5束
  • ササミ…1本
  • きゅうり…3分の1本
  • A)水…大匙2
  • A)すりごま…大匙2
  • A)酢…大匙1弱
  • A)醤油…大匙1弱
  • A)マヨネーズ…大匙2分の1
  • A)鶏がらスープの素…小匙2分の1
  • A)砂糖…小匙2分の1
  • A)ラー油…お好みで

●つくり方

  1. 湯を沸かし、そうめん、ササミを茹でる。
    (ササミは電子レンジで加熱しても◎)
  2. そうめんを茹でている間に、(A)の調味料を和えてタレをつくり、きゅうりは千切りに、火の通ったササミは適当に手で割いておく。
  3. そうめんは茹で上がったら冷水でしっかりとしめて器に盛り付ける。
  4. ③に②で用意しておいたタレをかけ、きゅうり、ササミを盛り付けて完成。よく混ぜて召し上がれ♪

参考:AJINOTOMO「鶏ごまそうめん」

材料さえあれば、混ぜてかけて出来上がり。豆乳や牛乳で薄めていないので、味濃いめで満足感が高いそうめん。濃厚なゴマダレが口いっぱいに広がったところで、きゅうりを食べると口の中が一気にさっぱり。

白だしレモンそうめん

奥ゆかしい白だしの向こうに、ふわっと広がるレモンの爽快な香り。食欲が落ちていてもするするっと食べられる。

生のレモンは高いので使っていませんが、レモン果汁を使ってつくりました。

白だしレモンそうめんのレシピ

Recipe

●材料

  • そうめん…1~2束
  • ササミ…1本
  • ポッカレモン…小匙1
    (レモン果汁でも)
  • A)水…100ml
  • A)白だし…小匙4
  • A)ポッカレモン…小匙1
  • かいわれ大根…適量
    (ブロッコリースプラウトでも)
  • ブラックペッパー…適量
  • オリーブオイル…小匙1

●つくり方

  1. 耐熱容器にササミを入れ、ポッカレモンを回しかけたらラップをして600wで1分加熱する。
    一度取り出し、裏返したらもう1分加熱。そのまま冷ます。
  2. (A)を合わせて、冷蔵庫で冷やしておく。
  3. かいわれ大根は根元を切り落とし、ササミは食べやすいように手でほぐす。
  4. そうめんを表示時間茹でて、冷水で閉め、盛り付ける。②のつゆをかけて③を盛り付けたら、ブラックペッパーをふりかけ、仕上げにオリーブオイルを回しかけて出来上がり。

参考:pokka sapporo「白だしレモンそうめん」

お好みでレモン果汁を追加しても美味しい。

残ったスープを冷やごはんにかけたら、さっぱり出汁茶漬けに。小葱や、とろろ、海苔なんかを盛り付けて食べたらこりゃたまらん。

ガツンとにんにく!トマトそうめん

盛り付け前から、食欲をそそるガーリックオイルの香りが漂う。一口すすれば、口いっぱいにがつんとニンニクの香りが広がり、少し遅れてさっぱりトマトの甘みがやってくる。

なかなかパワフルなトマトそうめん。食べ盛りの学生さんはきっと大好き。

ガツンとにんにく!トマトそうめんのレシピ

Recipe

●材料(一人用)

  • そうめん…1~2束
  • トマト(中)…2分の1
  • A)にんにく…1カケ
  • A)オリーブオイル…大匙1
  • B)塩…小匙3分の1
  • B)鶏がらスープの素…小匙2分の1
  • C)水…50ml
  • C)めんつゆ…大匙1.5

●つくり方

  1. トマトは角切り、ニンニクはみじん切りにする。
  2. フライパンに(A)を入れて火にかける。ニンニクに香ばしい色がついてきたら、火を止め、粗熱をとっておく。
  3. ボウルに①のトマトと(B)を入れ、トマトをつぶすように和える。
    トマトから水分が出てきたら、②のガーリックオイルを入れてさっと和える。
  4. ③に(C)を足して、さっと混ぜれば「トマト麺つゆ」の完成。
  5. そうめんを茹でて、冷水で締めたら、器に盛り付け④のタレをかけたら出来上がり。

参考:味の素パーク「イタリアっぽいトマトそうめんのレシピ」

想像の倍以上、ニンニクが効いています。さらっと食べたいけど、さっぱりしすぎはいや…そんな時におすすめです。

まとめ

それにしても、最近は米も野菜も値上がりしすぎである。先日スーパーに行ったら、そうめんまでもがおおよそ100円値上がりしており驚いた。昨年までは、モノを選べば手頃だったそうめんが今や手に取りずらい商品と化している。

それでもあののど越しは何物にも代えがたい。うどんよりよほど啜りやすく、コシも感じやすい。ズズズッと。

おかずの量を増やすことで一度に食べる量を減らせば、何度も楽しめるかしら。

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この記事を書いた人

「お腹を満たして心を癒やす」をモットーに、毎日食べたいものをつくっている25歳。韓国料理を始めとした、アジアンフードが大好きです…!
ひたすら気ままに更新ちゅう。

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