【かもめ食堂にも出てきた】シナモンロールのつくり方

ふんわりと、懐かしく甘ったるいにおいがオーブンから漂うと、日頃の疲れもコロリと癒える。

先日初めて「かごめ食堂」という映画を観た。簡単なあらすじは「長い前置き」で。

目次

長い前置き(映画「カゴメ食堂」のあらすじ」)


「フィンランドで食堂をひらく女性・サチエ。まいにちカップを磨きながら、客を待つがなかなか来ない。ある日ついに初めての客がやってくる。日本かぶれのフィンランド人の青年だ。

彼は突然歌い出す。

〜ダラダ、ダラダ、ダラダ〜♫

彼は「ガッチャマン」の歌詞が知りたいという。サチエはとっさに思い出すことができず、自分までその歌のメロディーが頭を離れなくなってしまう。

歌詞のことで悶々としながら入ったカフェで、サチエはひとりのアジア人の女性を見つける。彼女の手にはカタカナで「フィンランド」。サチエは思い切ってその女性に声をかける。

「あの、すみません。ガッチャマンの歌詞をご存知ありませんか。」

その一言からふたりの会話ははずみ、なりゆきでサチエはその女性(ミドリ)を家に招き、ミドリはサチエの食堂を手伝うようになる。


始まりはそのような感じなのだけれど、人の来ない食堂に人が集まることになるきっかけがシナモンロールなのだ。

フィンランドの定番であるシナモンロールを焼くと、そのだるくなるようなあまいにおいに誘われるようにしてだんだんと人が集まるように。

そのなかには様々な人がおり、失くしものをしたひとや、どうしても悲しいひともいる。

街ゆく誰もが笑顔を携えているイメージのフィンランド。

私は作中の次のセリフが印象にのこった。

「どこにいても悲しいひとはいるんですね」

軽やかで、日々のささやかな幸せに寄り添うような音楽もまたよかった。

シナモンロールのつくり方

*材料

・強力粉…200g

・卵…30g

・牛乳…110g

・バター…30g

・砂糖…15g

・塩…小さじ1/2

・ドライイースト…3g

〜シナモンフィリング

・シナモンパウダー…大さじ1(4g程度)

・砂糖…20g

・バター15g

〜アイシング

・粉砂糖…60g

・水…10g

〜つやだし

・全卵…生地で使った残りで大丈夫

*つくり方

(下準備:卵とバターは常温に。牛乳は40℃程度にあたためておきましょう。)

生地をつくっていきます。ボウルにドライイースト以外の粉(砂糖、強力粉、塩)を入れてホイッパーなどでかき混ぜましょう。

②牛乳と卵を混ぜます。

牛乳は40℃程度にあたためておき、卵は常温に戻しておいたものを使いましょう。牛乳は600wのレンジで30〜40秒温めるだけでも大丈夫です。

③①の粉のボウルの真ん中にくぼみをつくり、そこにドライイーストを入れます。そうしたらドライイーストめがけて②の卵液を注ぎます。

④捏ねてひとつにまとめていきます。

真ん中からぐるぐると指先で混ぜていき、ボウルのなかで粉類ぜんたいに水分がいきわたるようにひとまとめにしましょう。

ある程度まとまってきたら、これを作業台(まな板)の上に出して捏ねていきます。

手のひらをつかって体重をのせるように捏ねましょう。

⑤生地がなめらかになってきたら常温に戻したバターを加えてさらに捏ねていきます。

バターが加わることで生地がやわらかくなるので、生地を持ち上げて作業台に叩きつけるようにして捏ねていきます。

⑥第一発酵をしていきます。

生地をまるめて、なめらかな面を上にしてボウルに入れます。ふんわりとラップをかけてオーブンの発酵機能をつかって40℃で30分から40分ほど、生地が2倍になるまで発酵します。

⑦生地の発酵がおわったら、ガス抜きをして生地を常温で20分休ませます。

発酵が完了しているのか確かめるには、生地に小麦粉をはたいた中指を刺してフィンガーテストをします。穴がすぐにふさがらなければ完了です。

生地をやさしく手で持ち上げるようにしてガス抜きをしてまるめなおしたら室温で20分ほどおきましょう。

⑧生地を休ませている間にーシナモンフィリングーをつくります。

材料をすべて小さめのボウルに入れたら、しっかりと混ぜましょう。

⑨成形に入ります。 綿棒をつかって生地を22cm×18cmに伸ばします。

休ませた生地を作業台に出したら手のひらで生地をやさしく押して再度ガス抜きをしてから平たく伸ばしていきましょう。

⑩シナモンフィリングを塗っていきます。

縦に長くなるように生地をおいたら、手前を2cmていど残して全体にシナモンフィリングを塗っていきます。

この時、お好みでナッツやレーズンを入れても良いです(*^^*)

⑪奥から手前に生地を巻いていきます。

この時気をつけることは、きつめに巻く、ということ。でないと、後で形が崩れてしまいます。

きつめに巻くためにも、生地は均一に平らにしておきましょう。

巻き終わりは指でつまむようにしてしっかり閉じます。

綴じ目は生地を転がすようにしてなじませましょう。

⑫生地を切っていきます。だいたい2cm幅にカットしていきましょう。生地は柔らかいので、潔くカットしたほうが断面が綺麗になります。

また、切った時に形が崩れてしまいますが、オーブンに並べるときに軽く手で直してください。

⑬巻き終わったらオーブンシートを敷いたトレーに載せていき、第2次発酵に入ります。40℃で30分ほど発酵させましょう。

⑭発酵が済んだら、ようやく焼いていきます。その前に艶出しをしましょう。溶いた卵をハケでさっと塗ります。

⑮200℃に予熱したオーブンで7分から12分、ちょうど良い焼色がつくまで焼いていきます。

⑯焼き終わったらアイシングに入ります。その前に一度冷ましましょう。

アイシングの材料すべてを混ぜて、つーっとかけていきます。

もしアイシングがすこし硬ければ、少量の水を加えてデザインしやすい硬さにしましょう。

こういうのってセンスが出ますよね…。ドキドキしながら。

⑰完成です(*^^*)

あとはアイシングが固まるまで少しだけ待ちましょう。温かいコーヒーやお好みの飲み物と一緒に召し上がれ。

時間はかかったけれど、手間はそんなに感じませんでした。

最後に

まるでエスカルゴのような形をしたシナモンロール。

あまぁい香りがふんわりふわり、閉じたオーブンから香ってくる。その瞬間の幸せなこと。

今度はレーズンを入れてつくってみようかな。

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この記事を書いた人

「お腹を満たして心を癒やす」をモットーに、毎日食べたいものをつくっている25歳。韓国料理を始めとした、アジアンフードが大好きです…!
ひたすら気ままに更新ちゅう。

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